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白内障を放置するリスク

白内障は痛みを伴わない病気です。徐々に進行するため初期では症状が現れにくく、「まだ見えるから大丈夫」と、受診を先延ばしにしてしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、白内障は最終的に失明に至る病気であることを忘れてはいけません。
医療環境の充実した日本では、白内障による失明はそれほど多くはありません。しかし、世界の失明原因の第1位は、未だに白内障となっています。白内障の放置には大きなリスクがあることを理解し、適切な対策を取ることが重要です。
白内障を放置すると、視力は確実に低下していきます。初めは「少し見えにくい」程度でも、次第に以下のような影響が出始め、QOL(生活の質)を低下させる要因となります。
視力低下により、今まで当たり前にできていたことができなくなります。趣味のサークル活動、友人との外出、買い物など、社会とのつながりが失われていきます。これは単なる不便さだけでなく、精神的な健康にも大きく影響します。
視界がかすむことで段差や障害物、人・車両の接近に気づきにくくなります。特に高齢者の転倒は骨折につながりやすく、寝たきりの原因となることもあります。
白内障は進行性の病気であり、一般的には以下のように進行します。手術によって症状の改善が見込めますが、過熟期まで至ると、手術をしても元の視力に戻らない可能性があります。
白内障の手術は成功率が高く、決して難しい手術ではありません。術後の影響も比較的軽微なのですが、進行するほど手術に伴うリスクが増加します。決して手術ができないわけではありませんが、早めに治療するに越したことはありません。
白内障の放置は様々な合併症を招く恐れがあります。
進行した白内障では、水晶体が膨張して眼圧が上昇することがあります。これにより視神経が障害され、緑内障を発症することがあります。
白内障による影響で、水晶体の内容物が漏れ出して強い炎症を起こすことがあります。激しい痛みと充血を伴い、緊急手術が必要になります。
運転免許の更新には、左右とも0.3以上、両眼で0.7以上の視力が必要です。白内障により視力が低下すると、免許の更新ができなくなります。
視力低下だけでなく、まぶしさやコントラスト感度の低下により、安全な運転が困難になります。特に夜間や雨天時の事故リスクが高まります。
視覚情報の減少は、脳への刺激も減少させます。これにより認知機能の低下が加速し、認知症を発症・悪化させる可能性があります。白内障によるアイフレイル(目の衰え)が、心身全体の衰え(フレイル)を招く危険もあるのです。
白内障は治療可能な病気です。適切な時期に手術を受ければ、良好な視力を取り戻せる可能性があります。「まだ見えるから」と放置せず、少しでも見え方に不安を感じたら、お早めに葛飾区のとやま眼科・たからまち眼科へご相談ください。