白内障手術後の合併症

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合併症について正しく理解する

合併症について正しく理解する

白内障手術は安全性の高い手術ですが、どんな手術にも合併症のリスクはあります。現代の白内障手術では、重篤な合併症の発生率は0.1%以下と言われています。しかし、万が一の場合に備えて、症状や対処法を理解しておくことが大切です。

術中の合併症

後嚢破損

水晶体を包んでいる薄い膜(後嚢)が破れることがあります。

  • 原因:水晶体が非常に硬い、手術操作中の偶発的な損傷
  • 対処:破損の程度により眼内レンズの種類や挿入位置を変更
  • 予後:適切に対処すれば視力への影響を抑えられる

水晶体落下

砕いた水晶体の破片が眼球の奥(硝子体内)に落下することがあります。

  • 原因:後嚢破損に伴うことが多い
  • 対処:硝子体手術により除去可能
  • 予後:追加手術により良好な結果が得られる

術後早期の合併症(1週間以内)

眼内炎(感染性術後眼内炎)

眼内に細菌が感染した状態で、眼の組織が溶かされて最終的には失明に至ります。非常にまれではありますが、白内障手術の合併症の中でも特に重篤です。

  • 症状:強い痛み、急激な視力低下、充血の悪化
  • 対処:緊急の抗生剤投与、場合により硝子体手術
  • 予防:術前後の点眼薬を確実に使用し、清潔を保つ

眼圧上昇

一時的に眼圧が上昇することがあります。

  • 症状:目の痛み、頭痛、吐き気
  • 原因:炎症、残存した水晶体片、出血
  • 対処:点眼薬や内服薬で治療

前房出血

眼内に少量の出血が起こることがあります。

  • 症状:視界の違和感
  • 原因:眼内の小血管の損傷
  • 対処:安静により1週間程度で自然吸収

術後後期の合併症(1週間以降)

黄斑浮腫

網膜の中心部(黄斑)がむくむ状態です。非常にまれな合併症ですが、糖尿病の方に起こりやすい傾向があります。

  • 症状:視力低下(術後1~2か月で起こることが多い)、視界の歪み
  • 治療:点眼薬、場合により注射治療
  • 予後:多くは3~6か月ほどで改善

眼内レンズ偏位

挿入した眼内レンズの位置がずれることがあります。

  • 症状:見え方の変化、乱視の悪化
  • 原因:術中トラブル(後嚢破損やチン小帯断裂など)、水晶体を支える組織の脆弱化
  • 対処:程度により経過観察または再手術

長期的な合併症(術後数年以内)

後発白内障

手術後数か月から数年で、残した水晶体嚢が濁ることがあります。比較的発生率が高いですが、適切な治療ですぐに改善することがほとんどです。

  • 症状:視力低下や視界のかすみなど、白内障様の症状
  • 治療:外来でのレーザー治療(5分程度)
  • 予後:治療後すぐに改善

眼内レンズの混濁

非常にまれですが、レンズの種類によっては「グリスニング」や「ホワイトニング」と呼ばれる眼内レンズ自体の混濁が起こることがあります。当院では混濁リスクの報告されているレンズは使用しておりませんので、ご安心ください。

  • 症状:徐々に進む視力低下
  • 原因:レンズの材質による
  • 対処:程度により交換手術

合併症を防ぐために

葛飾区で日帰り白内障手術を行うとやま眼科・たからまち眼科では、術後の合併症に迅速に対応できる体制を整えています。少しでも心配なことがあれば、遠慮なくご連絡ください。

術後に注意すること

  • 点眼薬を指示通り使用
  • 目の清潔を保つ(擦らない、濡らさない)
  • 術後診察を必ず受ける
  • 急激な視力低下や強い痛みなどの異常を感じたら、すぐに連絡 など
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